記録ではベルギーのジャズ・ミュージシャンとなっているが、実際はロマ族の人で、ジプシー・スウィングの創始者として知られる。
ロマ族の人はみなキャラバン生活をしているが、1928年10月26日未明、ジャンゴはキャラバンの火事を消そうとして、半身に大やけどを負い、その結果、彼の右足は麻痺し、左手の薬指と小指には障害が残った。
見ての通り、小指と薬指がくっ付いてしまったんですね。
併し彼は不屈の闘志で指二本だけで弾く奏法を編み出し、この通り見事な演奏を聴かせている。
併し、ナチにとってジャズは邪悪な音楽でありゲッペルスのジャズ撲滅運動にあって何故パリでジャズが生き残りジャンゴが逮捕されなかったのかは興味深いことで、 そこにはゲッペルスのしたたかさが見え隠れしている。
私が読んだ彼の伝記には短い生涯を、ギター一筋に生きた彼の生き様が、友人の経営する店で突然倒れ、その日の夕方に死去するまでの壮絶な人生が語られていた。
これは珍しいカラー映像です。