確か8連敗だったか、そんな頃の昭和58年に二人の全勝相星決戦。
見ていたはずだが覚えてない。
過去、相星決戦は5回で直近が九年前の日馬富士と白鳳。
そして今回、また白鳳がその座を掴み捕ったわけだから、それはそれは凄いことなのだ。
昨日の大一番、私の予想した通りになってしまった。
然し、手に汗握る熱戦で、白鳳の執念は誰もが理解するところだが、あの強烈なかち上げはどうなんだろうか。
普通の人なら先ず立ち上がれないだろう。
それに協会では禁じられている最後のガッツポーズも如何なものかと思う。
然し乍ら、横綱最年長での優勝回数は45回。
大鵬の持つ記録は先ず抜かれなだろうなんて言われていたのも今は昔。
全勝優勝が16回。横綱での勝ち星が899回。
これはとてつもない数字なのだ。
記録は抜かれるためにあるなんて言うが、イチローと白鳳が作った記録は、今後、抜かれることはないのではないか。
だが、こんな風に考えることがある。大鵬、北の湖、千代の富士、貴乃花がそれぞれ全盛の頃に対戦していたらどうだったのか。
ともあれ、おめでとう。
奥さん以下、子供たち全員が涙の中の全勝優勝だった。