【AB通信：オドロイター発】
相撲ファンでもない限り、二代目若乃花といっても知らないだろうが、世間によく知られている若貴兄弟の兄の場合は三代目になるんです。初代は栃若時代の若乃花、後の鬼の二子山ですね。横綱隆の里、二代目若乃花、大関貴ノ花、若嶋津を育て理事長にもなった人ですが、今日、二代目若乃花死去のニュースが流れた。先ごろ定年を迎えた若嶋津以外はみなさん亡くなられてしまった。二代目の間垣親方は二子山の娘さんと結婚したのち離婚して、確か水商売の人と結婚したんじゃなかったか、併し、夫人を亡くしたあと脳梗塞で倒れ、定年を前に協会を去り、晩年は不遇な人生だっただろう。夜汽車で隆の里と二人上京して、共に横綱になったが、隆の里は早くから糖尿病に悩まされ長生きできなかった。思い出すのは千代の富士が隆の里を大の苦手として8連敗したこと。北の湖時代の輪島を含め、全員が逝ってしまって寂しい世になったものだ。それでは懐かしい一番を。
