ジャン=レオン・ジェローム
《カイロのカーペット商人》(1887年)ミネアポリス美術館
《スフィンクスの前のボナパルト』》(1867-1868年)ハースト・キャッスル
《人類に恥を知らせるため井戸から出てくる〈真実〉》アン・デ・ボージュ美術館
《フォンテンブローのシャムの大使》(1864年)フォンテーヌブロー宮殿
《仮面舞踊会の後の決闘》(1857-1859年)ウォルターズ美術館
《ローマの捕虜》(1881年)ジョルジュ・ギャレット美術館
《チューリップ・バブルの愚行》(1882年)
《バッカンテ》(1853年)ナント美術館
《アレオパゴス会議のフリュネ》(1861年)ハンブルク美術館
フランスの画家。
この、《人類に恥を知らせるため井戸から出てくる〈真実〉》という絵は初め、風呂に浸かっている女性を覗き見をしているのがバレて、怒って出て来たのかと思っていましたが違ってたんですね。
それは私のスケベ根性で、実は「真実は井戸の底に横たわっている」という言葉から、自身の写真的な絵画に取って代わるものとして写真の興隆を歓迎していたアナタが、敢えて「写真のおかげで〈真実〉はついに井戸の外に姿を表した」と述べているんですってね。
いや~、上手い。
これは上手い喩えでしょ!
《カイロのカーペット商人》も色使いがいいですね。
《アレオパゴス会議のフリュネ》は奴隷として売られる女性の品評会みたいなものでしょうか。
然し、どの絵も傑作ですね、参りました。