昔、「カップル喫茶」というものが流行った時期があった。
まだ未成年だった私は興味深々だがなかなか入ることが出来ない。
しかし、年上の恋人が出来、わざわざ浜松までカップル喫茶目当てに行ったことがあ
る。
中は薄暗いが、特別どうということはない。
ただ、椅子の背もたれが高く、シートの入口も狭く、他の客から見えないような間仕切
りになっているだけで、客はみんなこそこそ話している。
そんな場所なので精々、キスをするぐらいで喘ぎ声などは何処からも聞こえて来ない。
まあ、オッパイぐらいは揉んでいるだろうが(失礼)
で、私たちはどうしたかといえば、そこから先の事が記憶にない。
いやホント、肝心なことを隠しているのではなく、何分古い話なので、おそらく先方
も忘れていることだろう。
しかし、たったそんなことでも嬉しかった時代だった。
さてこそ今日の一枚。
青春の待合室とは何ぞ!
青春とあるからには中年はお断りということだろう。
つまり何だ、「鳥巣、日課、いやいや、トリス、ニッカ、オーシャン」とあるので昼間
から若者が集まって飲めるバー、そこで男女の出会いがある、とまあそういうことなの
か?
年代は昭和30年前後で写真の女性はお客かホステスか。
で、外で待つこの男はなんだ?
青春の待合室、ドンファンか・・・。
行ってみるか。