愛に恋

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日本女絵地図 殿山泰司

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昔は本当に個性の強い脇役が沢山いたものだが、殿山泰司もそのひとり。つるっ禿げでとても女に縁のある顔ではなかったが、どうしてどうして、ああ見えて顔が全国に知られていたせいか、行く先々で必ずといっていいほど女を手に入れていたという、スケベおやじの話だ。彼は確かに役者として上手かったが、あちらの方も上手かったという自慢話に聞こえる内容。確か彼の趣味は酒とジャズと女。ああ見えてかなりの博識で本書にもその一端が伺える。それもただの本ではないかなりの専門書などを読んでいる。役者稼業も手伝ってか豊富な知識で話も上手かったんだろう。併しいくら何でも土地によって性器が違うというのはあるのだろうか。個人的なことを言うのも憚れるが、北に行くほど色白なのは確かなことだ。私が付き合った女性では礼文島生まれという人がいたが、背中が真っ白で綺麗だった。だが、47都道府県の47人の試し比べみたいのものを、よくもまあ恥じらいもなく書けるものだと感心する、良くも悪くも天晴れな本だ。何分、内容が内容だけに詳細が書けないのが残念だが。