愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 ジャンルによって序列

フランス美術界では、19世紀中ごろまで絵画のジャンルによって序列が存在した。画家による作品の価値とは別に、歴史画、宗教画、神話画、風景画、肖像画、風俗画、静物画、といったジャンルごとの格付けがあった。最も格上は歴史画、宗教画、神話画で、次は人間をテーマにした風俗画、肖像画が続き、風景画や静物画は最も下のジャンルだった。こうした序列が決まったのは王立絵画彫刻アカデミーが設立された17世紀半ばだった。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。私だったら歴史画、風俗画、肖像画、風景画、静物画、宗教画、神話画だな。おやすみなさい、また明日。