愛に恋

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ビリー・ザ・キッド全仕事 マイケル オンダーチェ

少し期待外れだったな。西部史に名高いビリー・ザ・キッドの名は子供の頃から知っていたが、はて、映画を観た記憶がない。おそらく忘れているだけで、詳しくは例によって父から教わったのだろう。その証拠に彼を射殺したのがパット・ギャレットだということも知っている。実はそのパット・ギャレットがビリーを射殺したモデルガンが家にある。30年ぐらい前だったか5万円も出して買ってしまった。どちらが先だったか忘れたが、全滅した第七騎兵隊のカスター将軍のピストルも購入して、やはり結構重たい。話がそれた。著者のマイケル・オンダーチェという人は詩人らしいが、本書は恰もビリーが想い出を詩で表すかの如く書かれている。イーグルスじゃないがならず者といえば酒と女と相場は決まっているが、肝心の金はどうやって稼いでいたのかは書かれていない。21歳で死ぬまでに21人を殺害したといわれるが、それが本当なら大したお尋ね者だ。本書によればビリーとギャレットとは友人だったとも書かれているが、それはどうなのかな。