愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

「ムーンライト・セレナーデ」 あたたかい食事をとったのは僅か六、七回

1885年5月から翌年2月まで、ゴッホはあたたかい食事をとったのは僅か六、七回であると書いている。ために、32歳のとき10本の歯をなくし、食物は呑み下し、胃を病んでいた。彼はテオに手紙する。濃いスープでも飲めたら、少しは元気になるのだが。煙草をひっきりなしに喫い空腹をまぎらわせ、ときには6時間、12時間ぶっ続けに筆をとるのだから、神経はすり減り、全身は衰弱して、不眠に悩まされた。そんな彼を心配してテオは、肉を食べるように忠告し、ゴッホ自身は自然こそが自分を自由にすると語っている、信頼できる友人と共同のアトリエをいつも夢想していた。そんな1888年5月、ゴーギャンがやってきた。ゴーギャンとの共同生活は破綻したが、もう少し早くゴッホの絵が認められ高額で取引されるようになっていたら、いったいゴッホの運命はどうなっていたのだろうか。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。阪神が宿敵巨人を破り、優勝マジックは1。14日巨人戦での球団史上最速Vが現実味を帯びてきた。優勝するのはいいが、バカ騒ぎは止めてもらいたい。前回は道頓堀に5000人が飛び込み1人死亡。おやすみなさい、また明日。