すっかり小泉さんのファンになってしまった私は、近著、「ウクライナ戦争」を新刊で買ってしまった。
もちろん、ウクライナの歴史など知らないので、ロシア人とウクライナ人はどう違うのか、そんなところから勉強しなければならない。
ロシアでは今回の戦争を「第三次大祖国戦争」と言っているらしいが、何かおかしい。
前回と前々回はヒトラーとナポレオンに攻められたので祖国を護るという大義があるが、今回は自分から隣国を侵略しておいて大祖国戦争とはこれ如何に。
禍を自らが招いておいて、さも被害者のように振舞うロシア人には怒りを覚える。
小泉さんといえば最近報道番組に引っ張りだこだ。
落ち着いた口調に冷静な分析力で本書もベストセラーらしい。
奥さんはロシア人で娘さんがひとりいるということだが、何しろロシア語が話せるという強みがいい。
本書は昨年9月までの戦況分析なので、ぜひ、続巻を書いてほしい。
プーチンに言わせると、そもそもウクライナなどという民族はないと言うことらしいし、「ウクライナ語はポーランド訛のロシア語にすぎない」と言っているので、この戦争の結末がどうなるか実に興味深い。