愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

【AB通信:オドロイター発】後藤象二郎のサーベル

明治新政府の樹立直後に駐日英国公使の一行が襲撃されたいわゆる「パークス襲撃事件」で、公使を守った土佐藩士、後藤象二郎に感謝の印としてビクトリア女王から贈られたサーベルが東京都内で見つかった。豪華な装飾が施された「鞘」やベルトなどの付属品とともに見つかる。「パークス襲撃事件」は明治新政府の樹立直後の1868年、天皇に謁見するため京都御所に向かっていた駐日英国公使、ハリー・パークスの一行が攘夷派の志士に襲われたもので、後藤らの活躍により、パークスに怪我はなかった。凄い発見だ。

静嘉堂文庫 河野文庫長「世界各国の多くの人に見てほしい」

静嘉堂文庫の河野元昭文庫長はサーベルの発見について、「こんなに貴重な物が残されていたとは聞いたことがなかったので、本当に感動、感嘆し、深く心が動かされた。サーベルは歴史の資料というだけでなく大変美しいフォルムやさやの部分の模様など、美術品でもある。日英の友好の象徴でもあるので、日本やイギリスだけではなく、世界各国の多くの人に見てほしい」と話していました。