愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

三千円の使いかた 原田ひ香

帯に「この本は死ぬまで本棚の片隅に置いておき、自分を見失うたびに再び手に取る。そういった価値のある本です」とあるが、そこまで重要なものだとは思わない。

上手に節約して計画的に堅実にお金を使う、あまりそんな風にう生きて来なかったな。青春とは人生の期間ではなく、心の様相を言うのだなんて偉そうな感覚で生きて来た。同級生などがどう生きたか、地元を直ぐに離れたのでその後の消息など分からないから比べようもないが、自分の採点表では負け組だと思う。

地位や貯金などで友人知人を嫉妬したこともない私は、その域外にいたのだろう。