「武士道とは死ぬことと見つけたり」と佐賀藩の葉隠は言うが、「古本道は未だ知らざる本を探したり」と拙者は言いたい。
そうなんですね、この病がかなり怖ろしいものだと既に気が付いている。
積読本が300冊に近づいているからで、果たしてどうなるのか自分でも分からない。
然し、私などはまだ可愛いほうで、達人となると月に300冊ばかり古本を購入しているとか。ということは年間3000冊ほど購入している計算か。
どんな書斎をお持ちなのだ。今日、四天王寺の大古本市へ行って来たが、膨大な古本を前にとても一日では見切れない。
会場にはソーシャルディスタンス保って見て下さいなんて書いてあるが、狭い通路で誰もそんなことは考えていない。
ともあれ、以前は3時間半ぐらいは探していたが、昨日は2時間で引きあげた。
疲れる。
そして購入本は控えにひかえて、これだけ。
「ヨコハマメリー かつて白化粧の老娼婦がいた」
「名将 児玉源太郎」「藤田大佐の最期」
「ナポレオン戦線従軍記」
「一葉 青春日記」
「フランス革命一市民の日記」
私はどうしても軍事史、ノンフィクション、評伝、日記、事件などに目がない。
多少難しくても買ってしまう。
「フランス革命一市民の日記」などは800ページを超える厚さ。
然し、買ったはいいが順番待ちをしている古書は、軒を連ねて待っているが。