秋はまだ、四辻の向こうあたりで、今暫し待たれる方が寛容かと。
然し私は季節感によって聴く音楽を変えるような、洒落た感性を持ち合わせない一介の素浪人で、誰にも邪魔をされずに、好きな音楽を枝垂れなく聴くのが贅沢な時間と思っている貧乏暇なし人間です。
秋の夜長にはまだ早い残暑の折り、こんな曲がかかっている店があるなら今からでも本を片手に行ってみたい。
1951年、ジョエル・S・ヘロンが作曲、ジャック・ウルフとフランク・シナトラが作詞したもので、それを今日はスコット・ハミルトンとエディ・ヒギンス・トリオで。
う~ん、素晴らしい!
ボーカル・バージョンは亡くなる前年、1958年のビリー・ホリディ。
死を目前したビリーの声が迫ってきますね。。
邦題は、『恋は愚かというけれど』。
Billie Holiday - I'm a Fool to Want You (Audio)