愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 「核要塞」

昭和20年、海軍大将鈴木貫太郎内閣の外務大臣だった東郷茂徳は、2月上旬に米英ソがクリミアでヤルタ会談を行ったのも知らず、ソ連に和平案を頼もうとしていた.。近衛文麿元首相を特使として派遣するように努力していたが、なんとも迂闊な話だった。中立条約の不延長を宣言されながら、天皇制護持を条件にソ連に縋ろうとしていたのだ。併し、8月、ソ連軍は雪崩を打って満州に侵攻し大日本帝国は未曾有の危機に立たされる。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。そして今、日本の北方に、ロシアの「核要塞」が広がっている。共産党などは大軍拡時代などと言っているが、今後50年、平和が保てると誰が保証できるのだ。決して現在の世界情勢のまま事が推移して行くと思われないのが、合理的推論というものではないか。おやすみなさい、また明日。