愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 ゴッホはオーヴェルでは70日間生活

ゴッホはオーヴェルでは70日間生活し、70枚の絵を描いたと言われている。ただ、死ぬ2週間前に描いたのが《烏の群れ飛ぶ麦畑》ということになっているから、1日1枚描いたというのではなく、1日に2,3枚描いたことがあることになるわけで、さらに、オーヴェル時代の特色は、50×100㎝、1対2の比率の作品が70枚の中に14点ある。この寸法に気が付いたときに、ゴッホは自分の風景画を完成した。そしてそれが《オーヴェルの平野》という作品で、積みわらを描いたのも1対2の割合になっている。そうしてみると私は、人生幾星霜、何一つ完成したものがない。何一つだ。谷村新司は沢山のものを完成してきたのにだ、情けなや。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。彼のデビュー当時から知っていて、同時代を生きてきたヒーローが亡くなっていくのは本当に寂しい。急な訃報だっただけになおさらだ。谷村さん、多くの名曲をありがとう。ではまた。