愛に恋

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「蟹工船」

小林多喜二明治36年12月1日に生まれました。つまり昨日ですね。私が多喜二の有名な「蟹工船」を読んだのは、読書サークルに入っていた23歳の時でよく覚えています。然しいつどのような形で多喜二の存在を知ったかは覚えていません。多喜二の身に何が起きたかは歴史上よく知られた話なので書きませんが、彼が描いた蟹工船とはこの船のことです。漁を行う川崎船が蟹を取り、蟹工船内の工場で次々に缶詰にしていきました。一度漁に出ると三ヶ月から半年は船内で労働をし、一日の労働時間は時に20時間に及んだという。