「一人一殺」などで有名な「血盟団事件」として学校などで習った血盟団の会員、小沼 正(おぬましょう)を知っているだろうか。
国家主義のテロリストとしてその名を馳せ、城山三郎さんの小説でも有名だ。
昭和7年2月9日、総選挙の応援演説のため、東京・本郷の駒本小学校を訪れた前大蔵大臣の井上準之助を背後から銃弾3発を撃ち込んだ張本人。
この写真は『日本暗殺秘録』(1969)撮影時に小沼役の千葉真一と語る小沼正本人。
小沼は昭和9年11月22日に無期懲役となったが、15年に恩赦で仮出所。
たった6年の刑で済んだわけだ。