フェレンツィ・カーロイ
《放蕩息子の帰還》(1908年)
《美しい本》 (1888年)
《赤い壁》 (1910)
《曲芸師》 (1912)
《眠っているジプシーの少女》 (1915)
《鳥の歌》 (1893)
《朝の日差し》 (1905)
初めまして、フェレンツィさん。
フェレンツェじゃなく、フェレンツィなんですね。
ウィーン生まれのハンガリー画家で、つづりを見ると、フィレンツェはイタリア語名で Firenzeと書き、フェレンツィはドイツ語名 Ferenczyと書くと。
まあ、どっちでもいいですが、貴男はこれで印象派なんですか。
えらく写実的な作品もありますが。
それに《眠っているジプシーの少女》って、ジプシーは寝る時には上半身裸で寝るわけですか。
この娘なのか、この人なのか分かりませんが、乳は小さく足の寸法は26㎝ぐらいあるように思いますが間違いないですか。
然しねえ貴男、これまさか今で言う盗撮じゃないでしょうね。
ええ、フェレンツェさん、どうなんですか!
この女性は貴男の何なんですか。
はっきりおっしゃい。
本当に寝ているのか、寝ているふりをしているのか。
彼女が知らないうちに描いたとしたら、えらいこってすよ貴男。
黙っていて欲しいなら解りますよね。
日本風に言うなら袖の下というやつですよ、袖の下。
ハンガリーでは何て言うのですか。
ええ、何だって、床屋に行くとハンガリー。
馬鹿なこと言うんじゃないよ。