愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」 人間の動機づけの根底にあるのは性的欲求である

1903年、ベルリンで最も著名な法廷弁護士であった、エーリッヒ・ゼロは「なんと絶望的で軽薄なことか、野蛮に廃れた道徳と知性を長年ため込んでだ沼を覆う見せかけの文化は」といっているが、ヨーロッパの思想家は非合理性の再現、特に非合理性の政治への影響に関心を持ち始めた。従来型の道徳観を手厳しく分析したニーチェは、人間の動機づけの根底にあるのは合理的な考えではなく性的欲求であると主張した。オーストリア精神分析学医フロイトも同じだった。非合理性の容認は、第一次世界大戦の経験でさらに高まった。戦争は何もかも非合理的で、機銃掃射の中に足を踏み入れるのは何故なのか。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。人間の動機づけの根底にあるのは性的欲求である、私には上手く説明できないが、人間社会には非合理的なことは沢山ある。仕事で悩み疲れ自殺する。それならば辞めればいいじゃんと思うが、本人はそれを許さない。その社会の中でバランスを取りながら生きていく難しさよ。おやすみなさい、また明日。