愛に恋

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虚仮の一念岩をも通す

虚仮とは「こけ」と読むが苔ではないのですね。

よく「人をコケにしやがって」といいますが、「虚仮」は仏教用語で「嘘」「絵空事」のことで、転じて「愚か者」を意味し、「一念岩をも通す」は、史記、韓詩外伝などにも登場する、

 

「不可能に思えることでも一途に取り組めば成就する」

 

ということで、あわせて

 

「愚か者でも辛抱強く一途に取り組めば、どんなことでも成就する」という意味。

ちなみに「虚仮にする」(バカにする)、「虚仮おどし」(外面ばかりで中身が空っぽ)などにも用いる。

 なるほどね!

日本人にとって仏教用語や外来語(中国)が、如何に今日まで使われ役立たれているか、これからも大切にしていきたい言葉だと思う。