愛に恋

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「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です 福島安正少佐

ポーランドに初めて訪れた日本人は、福島安正少佐だが記録を見ると、明治25年2月、ベルリンからウラジオストクまでを単騎馬で横断する途中ポーランドを通過した。帰国に際し、冒険旅行という口実でシベリア単騎行を行い、ポーランドからロシアのペテルブルク、エカテリンブルクから外蒙古イルクーツクから東シベリアまでの約1万8千キロを1年4ヶ月をかけて馬で横断し、実地調査を行う。この旅行が一般に「シベリア単騎横断」と呼ばれるものである。その後もバルカン半島やインドなど各地の実地調査を行い、現地情報を参謀次長の川上操六らに報告する。この功績で勲三等を受勲している。「ムーンライト・セレナーデ」のお時間です。明治人は凄いですね。1万8千キロを馬で踏破する。福島安正の最終階級は陸軍大将。彼はこんな歌を詠んでいる。「淋しきさとにいでたれば ここはいずこと尋ねしに 聞くもあわれやその昔 滅ぼされたるポーランドおやすみなさい、また明日。