昔の日本ではサーカス芸人と言わず軽業師といったのだろうか。
既に幕末から明治初年頃には海外興行に出ていたらしい。
日本人の器用性がこの職業に向いていたのか特に露西亜では「ハラキリショー」などが熱狂的な歓迎を受けたとある。
しかしその後に起きた戦争、革命、スターリンの粛清などで帰国せず、露国に残った者たちの試練などつぶさに検証していく様はノンフィクション作家の労多くしてそれほど報われないような作業と言っては少し失礼な言い方だが、この手の本はあまり売れない気がするが。
本の完成まで25年ほどかかっているそうだが、いやはや気が遠くなるほどの労力だ。
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