愛に恋

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牡丹を賞翫する

こんな言葉を知っているだろうか。

牡丹を賞翫するには、それにふさわしい作法が要る。

牡丹が花を開くさま巳の刻が最上。

これは蘇東坡が言っていることだが、午前10時から正午までの2時間で、朝露を宿した花がゆっくりと開いて、格別の麗しさを見せるかららしいが、昔の風流人は花を愛でることひとつに対しても奥義を追求していたのか。

因みに賞翫するとは、そのもののよさを楽しむこと。珍重するこという意。