愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

かがみの孤城 辻村深月

泣いた、泣けた、最高傑作、という人が多い中、さすがに私の年では泣けない。

ファンタシーとオカルトを併せ持ったような作品で、「本屋大賞を」受賞している。

日頃、この手のものは読まないが話題作とあって、つい古本屋で手が伸びた。鏡をすり抜けると異次元の世界で巡り合う6人の中学生。

虐めや無視などで登校拒否に遭っている計7人の物語を背景にドラマは進み、最後はそれなり結びで締めくくってあるが、その昔、登校拒否児童だった私は、何度も民生委員のおばさんや警察の厄介になっているだけに、あくまでもファンタジーとして読了した。