愛に恋

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ダメオのアニマル・ラブ Part.18 

「さあ~みんな、どんどん食べなさいよ。草が一杯だからね。ぐっと噛んで引っ張ればいいのよ、分かった」「は~~~い」「お腹一杯食べたら帰るからね」

「トニー、これからは二人で生きて行きましょうね」「そうだよ、こうやって寄り添って生涯の愛を誓い生きて行くのが僕の理想だったんだよサリー」「嬉しいわトニー」「今日は君にビッグなプレゼントも用意してあるからね」「ええ、ホント。何なに」「僕たちの愛の巣だよ」「素敵、作ってくれたの!」「だいぶ苦労したけど、3ヶ月ぐらいかけて出来たから、いい棲家になると思うよ」「じゃ、早速行きましょ」「よし行こう」

一匹ぐらいいいよね、一匹ぐらい。よいしょっと、滑るなこれ。あれ、よいしょ、よいしょ。おじさんが来ないうちに一匹だけ!

モ~、俺を番号で呼ぶのはやめてもらおうか。群れの仲間たちは俺のことを「ウルトラセブン」と呼んでいる。俺はそんなに強くないのだ。

「今日はどこ行くんだい」「ミーシャのところだよ」「またミーシャか」「そうなんだよ、顔を出さないとまずいからね」「まずいからって昨日も出したろうが」「いや、何だか最近疑ってるんだよ」「なにを!」「浮気してるんじゃないかってさ」「けぇ、そんなにモテる顔かよ」「おい、失礼しちゃうな。どっこい、これでもたまには逆ナンされることあるんだぞ」「ホントかよおい」「とにかくさ、彼女、ヒステリーで怒らせると怖いんだよ」「へえ、ご苦労な話だな」「冗談じゃないぞ、怒ると引っ掻くからな」「その顔を、一度、顔を拝んでみたいな」

寒くなってきたな。ここは高山だからなお寒い。ここは平地より5度ぐらい低いというじゃないか。もっと薪をくべないと、これでは夜が大変だぞ。ピートの奴、薪を集めに行ってくるといってから、もう大分時間が経つけどまだ戻ってこない。もっと厚手の毛布を持ってくるんだった。

「何してるの」「何してるのって見て分からないの」「分からないよ」「何言ってるんだよ。さっきサイレンが鳴ったろ、だから隠れてるんだよ」「サイレンがどうした」「バカだねお前は、北朝鮮がミサイルを撃ったんだよ」「な~んだ、そんなことか」「ええ、お前怖くないの」「あたりまえじゃん。そんなもんいちいち怖がっていたら生活なんてできないよ」「お前、死ぬかもしれないんだぞ」「その時はその時だよ。ネコの一生なんてたかが14年ぐらいだろ。楽しく生きなくちゃ」「やっと見つけた地下シェルターだぞ、お前も一緒に入れ」「嫌だね」

やっと手に入れた。このアルデンヌ種の馬は、アルデンヌ地方で 2,000 年以上にわたって飼育されてきたヨーロッパの大型荷役馬の古代種なんですよ。以前。アルデンヌに行った時に是非とも欲しいとオーナーと交渉したんだけど、絶対譲らないと言ってきかない。そして先週、部下のカテリーナを現地に送り、値段に糸目は付けないという話し合いで、やっと1頭買うことが出来ました。然し私としては雌雄2頭欲しいので、もう1頭は別のオーナーを探すことにします。

5年ほど前だったか鎌倉の大佛の旧宅に行ったことがある。この写真の家がそうかどうかは分からないが、大佛次郎の自宅には常時10匹以上の猫がいて、生涯500匹以上を飼ったそうだ。「作家の猫」というタイトルで本が出せるほど、作家には猫好きが多い。私も嫌いじゃないが、10匹は多いな。多くても2匹でいい。然し猫は慣れてくれれば本当に可愛い。

「世界に猫が幾万いようとも、こんなことが出来るカップルは私たちだけだもんね~。」「ホント、ホント、どこまでもラブラブ、デレデレ、ウハウハ」「キャッハッハ。本当に楽しい毎日」「二人で生きていけば何だって乗り越えられるもんね~だ。」「そうそう、さあ、お出かけしよ」「うん、いこいこ」