愛に恋

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ダメオのアニマル・ラブ Part.15 

「ねえ、アンタ、ホントに猫なの?」「ビッグ・キャットだよ」「それにしては大きいわね、もっと体重減らしなさいよ」「ダメだよ。僕たちはこれで普通サイズなんだから」「これで!」「そうだよ、これでだよ」「こんなの見たらみんなビックリするからね」「そんなの気にすることじゃないよ。大きいことはいいことだ」「そうかな」

もうダメだ、寝ても寝ても眠たい。太りすぎかな。主人が高級なエサばかり出すので食いすぎだ。それにしても眠たい。運動、最近は散歩にも行く気がしない。フゥ~

「君、誰」「馬だよ」「うま!」「そうだよ、馬だよ」「違うよ、馬は僕が乗っている。お馬ちゃんのことだよ」「何を言っているんだ小僧。馬とは俺様のことだ。俺こそ正真正銘の馬だよ」「違うってば、ママがこれを僕に買ってくれた時、はい、お馬ちゃんだからね、って言ったんだよ。君こそ偽物だよ」「何だと小僧、ふざけやがって。踏みつぶしてしまうぞ」「おお、やってみてよ。君なら簡単に僕を踏みつぶせるだろうけど、君は子供を踏みつぶして満足するの」「・・・」「さあ、どうぞやってよ」「分かったよ。僕が偽物だよ。君の乗り物こそお馬ちゃんだよ」「ほらね、やっぱり」

Oh those cat eyes, they are so enticing (ああ、その猫の目、とても魅力的です)

私の飼い猫です。名前は田村麻呂です。宜しく!

「あれ、よく鏡で見たら僕たち同じ斑点でも色違いだね」「ホントだ、同じだと思っていたのにどうしてだろう」「兄弟なのに色違い」「どがいなっとるの」「へえ~、こんなこともあるんだ」「然しさ、この方が見分けがつくからかえって便利じゃないの」「そうだな、これからも宜しくヘッケル」「ああこちらこそジャッケル」

「おい、キツツキ、何やってるんだ。巣を作っているのかエサを探しているのか」「煩い、俺の勝手だろう」「あんまりやり過ぎると木が倒れるじゃないか」「倒れたら倒れただよ。木なんかいくらでもある」「そういうわけにはいかないよ。木だって生きているんだから」「煩い、あっち行け」「もう最近のキツツキは暴走キツツキか」「こっちはね、脳震盪を起こすぐらい必死なんだから」「それなら休んだらよかろうに」「まだまだ、これからよ」「そうかいそうかい、探し物が見つかるといいな」