愛に恋

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停電の夜に ジュンパ ラヒリ

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みなさん、この本知ってますか。

ある人から「読むといい」と言われた10冊に挙げられた中の1冊ということで読んでみました。

毎夜1時間の停電の夜に、ロウソクの灯りのもとで隠し事を打ち明けあう若夫婦──「停電の夜に」。

観光で訪れたインドで、なぜか夫への内緒事をタクシー運転手に打ち明ける妻──「病気の通訳」。

夫婦、家族など親しい関係の中に存在する亀裂を、みずみずしい感性と端麗な文章で表す9編で、作者はピュリツァー賞など著名な文学賞を総なめにした、インド系新人作家ですが、どうもね、文学賞を総なめなんて言われているが、どれも家庭的な話というか夫婦の不和が多い。

これがピュリツァー賞か、私には三日前のハンバーグのような味だったが。