愛に恋

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阪神百貨店古書市

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阪神百貨店古書市に行ってきた。

まあこんなに広々として通路で綺麗な古書市もないな。

然し、今日の目的は他にもあった。

去年以来会ってない古本趣味の大先輩にひょっとしたら会うのではないかと。

年下の女性だが阪神以外、天満宮四天王寺の古本市には、先ず初日の朝一に行って買いまくる達人。

今日は見まわしても居ないなと思っていた矢先、レジ・カウンターに山と積んでいた客が目当ての女性だった。

古本のレジではいちいち買った本の値段と店名を店員が控えるので沢山買った場合は、その処理が大変。

私は少し離れた場所でその一部始終を見ていたが、やっと終わった帰り際に本人を捕まえて、がん治療の結果を話したあとで総額を聞いて驚いた。

何と6万数千円だと。

特大の袋を二枚重ねしたのを二袋。

60冊ぐらいはあるのだろうか。

彼女は太っているので私より力があると思うが、試しに私も持ってみた。

重いの何のって、母親が車で迎えに来ているのでいいが、まあ、呆れるぐらいの大名買い。

然し、そればかりではない。古書市を荒し回り、今月は古書店三昧でおそらく100冊、10万は買っているだろう。

地方に出かけた時はコンビニから宅配で自宅に届けるという荒業。

日本広し雖もこんな人は二人しか知らない。

どちらも女性だが、まあ然し、世の中にはとんでもない人が居るもんだ。

私はと言えば積読本が300冊を超えているのでこれだけ。

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左端は吉井勇の珍しい小説?

大正七年の初版本。

吉井勇は「ゴンドラの唄」で有名な歌人です。