私と桑田佳祐。
不思議なことに、彼とはいろんな面に於いて似通ったところがある。
先ず、女性の好みが殆ど一緒。
ビートルズの熱狂的なファン。
他に洋楽の好みもかなりの面で合う。
数年前まで身長、体重がまったく同じだった。
そしてある面、軽薄。
今まで言ったことはありませんでしたが、実は私、桑田と同学年なんです。
つまり、サザンがデビューした時には既に23歳になってました。
故に、あいつが一番初めにテレビに出た時も偶然見ていた。
彼について、当初、どのように思っていたかと言えば、はっきりいって、こいつはバカかという辛辣なイメージです。
何を言っているのか分からず、オーバーアクションで目立ちたがり屋。
芸人なのかミュージシャンなのか分からない、人を喰ったような軽薄な奴。
少し先にデビューしていた世良公則の方が歌が上手く、よっぽどいいと思っていました。
それに当時、私は洋楽一辺倒で、まあ、簡単に言えば歌謡曲というかアイドル思考の強い邦楽をバカにしていたんですね。
サウンドに於いて邦楽は下の下。
桑田は、曲はいい物を描くけせに何故テレビで歌う時は、軟体動物のようにくねくねしてちゃんと歌わないのかと、まったく好きになれなかった。
然し、原坊が妊娠して一年期間限定のkuwata bandを結成。
そして作った曲がこのskip beaなんです。
あまりにも日本人離れした歌い方にびっくりしたんですね。
それまで、日本には本格的なロック・ボーカリストは存在しないと思っていただけに衝撃的でした。
以来、彼に注目して今日に至っているわけで、日本人としては唯一、尊敬するアーティストなんです。
そして昨日、来月発売のミニ・アルバムのアナログ盤をタワレコで予約したばかりだったが、その桑田が何と!
大阪公演は11月10、11日。
行きたい、然し体力は大丈夫か。
悩ましいところです。