愛に恋

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全ての治療を終えて

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今日の採血をもって長きに渡った5か月の抗がん剤治療が終わりました。

然しながら勝利したのではなく、傷だらけの惨憺たる敗残兵の気分です。

6回の治療とは、蓄積の中に更に治療を行うため、最終の治療が終わった先週の月曜から体調は最悪レベルにまで到達しました。

ここに、月曜の様子を残しておきます。

 

その日は、死んでも採血の結果を訊きに行かなければならなかったので、体力の限界を感じた私は、友人からの強い勧めもあって自転車通院を止め、タクシーで行ったはいいが、帰り、コンビニで僅かな食料品を買い、たかだか300m程の距離が歩けなくなり地べたに座り込むこと4度。

あの炎天下の中、もうにっちもさっちもいかなくなり、誰かに助けを求めたいところでしたが、何人もの通行人が私を認識したのにも関わらず、誰ひとり声を掛けてくれる者はありませんでした。

下がるズボンを右手で押さえ、左手でコンビニ袋を持って歩く私をみなはどう見たことでしょうか。

まったく死ぬなら今だと思ってしまいました。

抗がん剤治療というのは3週間に一度、6セットで行いますが、一旦リセットして更に再開というにのではなく、過去の5回が蓄積された上で6回目だったので愈々、体力、気力とも底を尽き、自宅に着くや否や倒れ込んでしまいました。

然し乍ら、卓球混合ダブルス、感動しましたね。

11ポイント制で先に6ゲーム専守した方が勝ち。

過去31回の対戦で中国は28回優勝。日本は中国に勝ったことがなく、今年から始まった混合ダブルスで悲願の金。

2ゲーム先取された後の3ゲーム連取。

然し第六ゲームを取られ運命の第7ゲーム。

あっと言う間に8ポイント取って、中国国民を失望させる「栄冠は君の手に」

本当に感動しました。

実は私、小学校でソフトボール、中学校で野球、鉄棒、卓球で鍛えた経験がありますが、特に鉄棒はクラス随一。

蹴上がりから前回り、後ろ回りをして背面逆上がりを得意。

然し、オリンピックで卓球をフルセットで見るのは初めて。

現在日本はメダルラッシュ立憲民主党共産党はあくまで開催反対を叫び、開催当日も東京では反対を叫ぶ輩が声高に叫んでいましたが、これほど国民を熱狂と感動の渦に包んでいる五輪なんか止めにし、メダルは要らないから関係者、アスリートは直ちに帰国して「国民の安全と暮らし」、今こそ枝野や志位の見解を訊きたい。

長くなりましたが、あの日、ダウンした私を救ったのは卓球混合ダブルスの決勝でした。

そして、私を応援、励ましてくださった方には熱く御礼申し上げます。

最後に、この動画を載せておきます。凄いねドイツ国民。