米大リーグは16日(日本時間17日)、各地で後半戦がスタート。本塁打トップのエンゼルス・大谷翔平投手(27)は本拠のマリナーズ戦に「2番・DH」で出場。9回に2点適時打を放ち5打数1安打2打点。大谷はこの日、本塁打競争の賞金15万ドル(約1650万円)を球団スタッフ30人に配ったと、地元紙が伝えるなど、球宴で一気に全米人気となった大谷フィーバーはまだまだ止まりそうもない。 今季最多の4万880人で埋まったエンゼル・スタジアム。大谷が最終回に魅せた。3―6の9回2死二、三塁。マリナーズの抑えグレイブマンのカウント2―2からのスライダーを中前にはじき返し、「MVP、MVP」と連呼するファンのボルテージは最高潮に達した。一塁塁上では、両手を何度も突き上げて三塁側の自軍ベンチを鼓舞した。 4番ゴスリンが右飛に倒れて逆転サヨナラ劇はならず。それでも、本塁打こそ出なかったが、大谷の一打に納得したかのように満員のファンは家路に向かった。 最終打席に諦めずに打った大谷をマドン監督は「いつも成功するとは限らないが、最後まで全力でいく。彼はどんなときでも諦めない。素晴らしい」と絶賛するのを忘れなかった。 後半戦のスタートだったが、試合前から大谷が中心だった。地元オレンジカウンティ・レジスター紙がホームランダービー参加の賞金15万ドル(約1650万円)を、大谷が球団のスタッフら裏方30人に日頃のサポートに感謝し小切手で配ったと報じた。エンゼルスでは昨年、新型コロナウイルスの影響で一部職員が一時帰休にあっただけに、このニュースは一気に全米を駆け巡って、多くの称賛の声がネット上に寄せられた。 MLBは今年のオールスター戦グッズ売り上げのうち大谷一人で28%を占めたと発表。試合前には6月の月間MVPの表彰式でトロフィーを受け取った。後半戦開幕も大谷が主役。17日(日本時間18日)は、花巻東の先輩で過去9打数4安打2本塁打と相性のいいマリナーズの先発・菊池と対戦する。
報知新聞社
確かに昨日の9回に2点適時打は興奮したけど、約1650万円を球団のスタッフら裏方30人に上げちゃったの。
えええー!
そりゃないよセニョール、31人目に私も入れてよ。
たまには一番館の野菜カレーの大盛食べたかったのに。