最近、ジャニーズの有名グループから脱退を表明したとある男はこんなことを言っていた。
「挑戦こそ人生」
言うに及ばず、更に感動こそ人生。
感動なくしてなんぞ人生たらんや。
癌に侵されても私は余禄の人生などと思った事はない。
最近、流行の比較的コーヒーが安い店というのは、昔ながらの喫茶店と違ってカフェーと呼ぶらしい。
日々、足を運ぶ毎度行きつけのカフェーは、かなりの人気度アップでコロナ過であっても満員御礼が続いている。
然しこれがまた曲者で、暇を持て余したおばちゃんたちのサロンと化している。
しょっちゅう同じ友達と連れ添って、自宅のリビング宜しく、けたたましく話、笑い、手を叩き、老害を撒き散らしてどこ吹く風。
そこへ行くと、先ずオジサンは群れない。
圧倒的にひとり客が多い。
あるSNS投稿者がこんなことを言っていた。
「読書中におばちゃんが横に座るとテンションが下がる」
勿論、総てのおばちゃんに当てはまると言っているのではない。
私の知っている何人ものおばちゃんは、物静かで大人しい。
または只管、読書に没頭するおばちゃんや、スマホ、仕事で忙しそうにしているおばちゃんもいる。
78歳でまだセールスとして働き重たいカバンを持ち歩くおばちゃんも知っている。
然しこの店の常連で、毎日パチンコへ行き、カフェーに来る5人組は有名で、知り合いたちも噂している。
「良く金が続くな」
「旦那はどうしてるんだろうか」
それにしても友達というのは、まあ、月に一度会うか会わないかだろうに。
それを毎日、一年365日パチンコに明け暮れ、他にやることもなく、この街を出る事さえない。
パチンコと友達さえ居ればなんの不服があろうか、などという人生はまっぴら御免だ。
不思議に思うのは誰ひとり欠けることなく、チームワークは抜群で愉しそう。
まあ、それぞれの人生、それぞれの楽しみを見つければいいとは言うものの、そこに何の生産性があり、感動があり、挑戦があるのだ。
そうか分かった。
昨日は負けたけど今日勝つ、それこそ挑戦なのか。
♪ か~つとおもううな、おもえば負けえよ