古本道に迷い込み、古本病に憑りつかれ、気が付けば保険適用なし。
全体、どれだけ買えば気が済むのか。
古本は奥が深いということはよく分かった。
然し、この道は際限がない。
既に積読本が260冊を超えた。
絶対に300冊を超えないようにしなければいけない。
だが、もっとハードな買い方をしている知人がいる。
「読むかどうかではない、買うかどうかなのだ」と剛毅なことを言う。
そこがどうしても分からないので、本人に訊いてみた。
先月などは100冊は買ったのではないだろうか。
当然、読み切れない。
でどうするのか、つまり素通りなわけだ。
読まない本は、本人を経由して古本市から古本屋に売られる。
私にはこんな荒業は出来ない。
更に言うなれば、地方の古本屋を巡り、コンビニで段ボール箱を貰い、買った古本を詰め込み、ユーパックで自宅に送るという、A HARD DAY'S NIGHTな御仁も存在する。
こんな話を聞けば、私の道楽なんて可愛いものだ。
そうは言っても果てどうする、この山積み。
とんでもないことになって来たが分かっているのだろうな。
分かっています、根気よく1冊、1冊読んで行くしかないことも。
ただ、こんなにあると次に何を読んだらいいのか常に迷う。