この人に関しては今まで何度か書いてきたが、それもそのはず、私にとっては現代音楽の最高峰にしてイタリア芸術の至宝だと思っている。
モリコーネ・サウンドを知ったのは古い話で、確か1968年の正月映画だったと思うが、まだ子供の私はお金を握りしめ独り入場券を買って、座席にチョコンと座り、クリント・イーストウッドのヒット作ともなった『夕日のガンマン』見て、酷く音楽に関心したものだった。
で、早速レコードを買い、幾たびか視聴するうちにすっかりモリコーネ・ファンになってしまった。
そして念願だった日本公演が叶い、2004年の日本公演、これを逃したら、もう二度と見ることが出来ないと思いフェスティバルホールへ馳せ参じたわけで。
最後の巨匠とでもいうか、ニーロ・ロータかモリコーネかってなもんで、巨星墜つとはこのことですね。
数ある名曲の中でも、私の感性を揺さぶり長い間、心の襞から離れることなく懇ろに弔うように寄り添う楽曲、何と素晴らしい国宝級の曲だと思っています。
セルジオ・レオーネ監督の『ウェスタン』から「Once upon a time in the West」、少し長いですが、良かれと思う人は聴いて下さい。
Ennio Morricone - Man with a harmonica (Once upon a time in the West)
続いて!
Once Upon a Time in the West | Claudia Couwenbergh
心よりご冥福をお祈り申し上げます。