フレッド・アステアと妹のアデル
ブルック・シールズ 78年
グレース・ケリー 1941年
ポール・ニューマン 1944年
ナタリー・ウッド 1942年
よく、骨董市などに出かけると、誰とも分からぬ戦前の古い写真が売っているのを見る。
それも国内ばかりではなく外国人の写真も混じっている。
それらに写っている人たちは何処の誰とも永久に分からないだろうが、また、その写真を買ってどうするのか、その意味も分からない。
然し、どうだろう、私の写真が100年後に何処かの骨董市に出るとする、すると同じように私の写真を手に取った人が言う。
「この人、誰なんだろう」
そうだ、誰なんでしょう、然し、100年前に私は確かに生きていたのだ。