愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

キネマの神様 原田マハ

f:id:pione1:20200510105339j:plain

 最近、小説では朝井まかて、松井今日子、原田マハ

ノンフィクションでは梯久美子、堀川恵子にハマっている。

女性作家ばかりだが、これは偶然の産物で、とにかく上手い。

本作は第8回「酒飲み書店員大賞」受賞とあるが、そんな賞があったんだ!

今回は美術に関するものはなく、文字通りキネマにまつわる話で、課長昇進で将来の夢に向かって突き進むと思われた39歳独身の歩(あゆむ)が突然退職して無職に。

一方、ギャンブル依存症で借金まみれの父が、ひょんなことから映画ブログを始める。

父の趣味は映画と競艇、然し妻と娘からかたくギャンブルを止めるように言われ、閑にあかせて始めたブログに、ある映画通からコメントが届く。

 

志村けんが出演する予定だった映画とは、このことだったんですね、知らずに読んでいた。

親友が経営するミニシアターが閉館するという話が出て来るが、最近のコロナ問題で、それこそミニシアターを始め、一般の映画館も、大阪では先月比94%減と新聞に掲載されていたが、まさかとは思うが映画館が廃業なんていう時代にならないだろうね。

ともあれ、志村けんの代わりに誰が配役を務めるのか知らないが、映画化されたら観てみようか。