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大型書店「ジュンク堂」京都と名古屋の2店同時閉店 2月末に

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書店大手の丸善ジュンク堂書店(東京)は12日までに、京都市下京区ジュンク堂書店京都店を2月末で閉店すると発表した。同店は京都の街の代表的な大型書店。出版不況やネット通販の攻勢などによる厳しい書店事情が閉店の背景にあるとみられ、四条通で30年以上親しまれてきた本屋が歴史に幕を閉じる。 同店は1988年開業で、四条通沿いのビルの1~5階(売り場面積約1500平方メートル)に入っている。同店の北東約500メートルにある中京区の「京都BAL」で2006年に府内最大級の京都BAL店が開業し、BALの改装を経て15年からはグループ系列の丸善京都本店(同約3300平方メートル)として営業している。 京都新聞

 

長引く出版不況の影響で書籍と雑誌の販売額は減少傾向が続く。出版科学研究所(東京)によると、2018年の推定販売金額は約1兆2900億円で14年連続の前年割れ。ピークだった1996年の半分を下回る。京都では、大型書店の草分けだった丸善の京都河原町店(中京区)が2005年に一度閉店している。

同社は「厳しくなる書店事情の中、温かい支援があって30年以上この場所で営業を続けることができた」としている。ロフト名古屋店(名古屋市)も2月末で閉店する。

四条繁栄会商店街振興組合の野村清孝理事長は「京都を代表する、歴史ある大型書店だった。事情があって閉店するのは致し方ないが、後継は四条通のまちづくりの理念に合った店に入ってほしい」と話した。

 

出版不況もいよいよここまで来たか。

実は私、20年ほど前に大阪に来て初めてジュンク堂書店を知ったわけだが、世にこんな大きな書店があるのかと、まさにオアシスと楽園気分で始終行っては本を買っていたものだ。

その頃はまだ懐具合もよく、金に糸目を付けず3000円ぐらいの本でも平気で買っていたが、いつぞやから足が遠のいた。

次第に絶版本目当てに古書店通いに向きが変わってしまったのが大きな要因だが、まさかジュンク堂が閉店になるなど思いのほか、申し訳なかった、と私一人が誤って済むことでもないが、あれだけ膨大な本の跡片付けはさぞかし大変なことだろうし、従業員はどうなるのだろうか。

梅田のジュンク堂は大丈夫なのだろうか。

周辺には3件の支店があるはずだが丸善ジュンク堂以外、最近行ったことがないので分からない。

然し、私の見るところ、最近では蔦屋書店の方が客入りがいいように思うがどうだろう。

いずれにしても今やコロナとジュンク、大変なご時世になって来た。