愛に恋

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ダイポールモード現象

人間、夢などというものは毎日のように見ているものなのかも知れないが、起床後、暫くすると忘れるのが常のはず。

然し最近、妙に記憶に残るものばかり残像として、脳の窪み辺りにへばりついている。

数日前はダウンタウンの浜田を思いっ切りどやし付けていたかと思へば、昨日は、30年程前に付き合っていた彼女が、自分が考案した料理のレシピを持って、白髪になって現れた。

当然、今日もとなってくる。

私はと言えば東京五輪の為に、何処かの高級旅館に泊まっていた。

そこに、去年九月以来、行き方知らずになっている我が愛猫が現れるという椿事が勃発。

私は、それこそ何度も夢の中で目を覚まし、「まさか、夢ではあるまいな」と確認して、これは夢ではないと安心したのも束の間、やっぱり夢だった。

更に、夜中に猫の鳴き声を聞き目覚め、名前を呼んでみたり、確かにlineの「ピンポン」という音を聞いたはずなのに空耳アワーだったり。

どうなっているんだ。

関係性の是非はともかくも、心当たりがないわけではない。

心と体のバランスに不具合が生じている。

後輪の左右どちらかのタイヤがパンクしかかっているのか、空気が抜けている。

とにかく運転に支障をきたしていることに間違いはない。

 

そこで今朝方、朝食後、炬燵で丸くなりながら思案橋ブルースと相成った。

私のブログ歴は長い。

10年以上にもなるが、その間、3~4度休んだことはあったものの、あまり書いて来なかったが、心筋梗塞、大腸がん、坐骨神経痛、インフルエンザと苦しみながらも、ともかくは続けてはきた。

然し、心療的には何年か前にただ一期間だけの休養しかなかったはず。

長きにわたり、ブログを書き、読書を継続するのは、私なりの理由がある。

兎に角、子供の頃より「根」と言う字が大嫌い。

根性、根気、更には気力、集中力等々々。

人生、何かを成し遂げたことがない。

 

評論家や作家にでもなったとでもいうならともかく、さに非ず、単なる夢喰い虫になっただけだ。

だから少し意地になって書き読んでいる節もある。

実のところ、今日で1516日、ぶっ続けで本を読んでいる。

勿論、入院中でも読む。

少し異常ではないのかと思うこともあり、他人から苦言を呈される。

自分でも、こんな人生が待っていようとは、夢思わなんだ。

そこに持って来て最近のエンスト状態。

人生、総ては自己責任と考えているので、浮き沈みの多い人生なれど次の浮上を待つしかない。

ちょっとした「鬱」で、こういう時は、なるべく猫のように炬燵の中でウンコをする。

いやいや丸くなり「As Time Goes By」。

何かの切っ掛けを待つしかないのだ。

 

そんなこんなと思いを巡らしていたら、救急車のサイレンが近づいて来て、我が部屋の前で止まるではないか。

どうしたと窓から覗いて見るに、お婆さんが早速運ばれて行き、パトカーも到着。

うちのマンションの女性陣と向かえの工場のオジサンも立ち会って、何やらお巡りさんに説明している。

時計を見ると浜田正午(笑

慌てて着替え、病院へ。

そんなこんなでブログの更新をどうするか考え乍ら、大相撲を先ほどまで見ていた。

豪栄道が、カド番大関で今日負けて関脇陥落。

炎鵬は勝って七勝と勝ち越しが見えて来た。

この分では来場所横綱戦が組まれることになる。

頼むぞ両横綱、来場所は出場してくれよ。

然し、鶴竜はもう駄目だろう。

年内引退と見た。

 

扨て、こういう話をとりとめのない話というのだが、ブルーノ・タウトの『日本美の再発見』なる本に「桂離宮」や「伊勢神宮」と共に秋田県横手市の「かまくら」を世界に広めたのは、ナチスの迫害を逃れて日本に遣って来た彼自身らしい。

然し、今年は暖冬の影響でかまくらもスキー場も困り果て、このまま積雪が少なく春を迎えると、雪解け水が減って農業に深刻な影響が出るとか。

原因はインド洋西部の海面水温が上昇する「ダイポールモード現象」と言われるもので、オーストラリアの森林火災もそのひとつ。

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いったい、どれだけのコアラが焼け死んだことか。

昨今、続いている異常現象が、今年はもう現れている。

そういえば去年の新聞に、我が街の一級河川淀川が台風などで氾濫した場合、私の住んでいる地区には5メートルほどの濁流が押し寄せるとあった。

マンション一階に住む私の部屋などひとたまりもなく、身分証と父の位牌を持って避難するか。

だが、長引く避難所生活は相当きつかろうに。

そんな日が来るのだろうか。

私の体力では持つまい。

話は戻るが、仮に炎鵬が大関になったら面白い、今場所は何でも昭和31年夏場所以来、64年ぶりに平幕二人の力士がトップを走る珍現象の場所。

流石に相撲ファンの私も知らなんだが、栃若時代の少し前あたりか。