絵画芸術について決して詳しいわけではないが、それでも驚きの眼差しで見てしまう画家は何人もいる。
例えば「廃墟のロベール」と言われたフランス人画家、ユベール・ロベールである。
そもそも感性というのは独断と偏見という意味にも通じるので、その範疇に於いては、私の感性にピッタリの画家ユベール・ロベールもその一人。
まるで、過去の遺物を写生すのかのようなこの技法には驚嘆する。
こんな想像力が人間に備わるものだろうか。
神業のような所業だ。
これらが全て想像の叡智だとしたら信じられない。
こんな想像力が人間に備わるものだろうか。
神業のような所業だ。
これらが全て想像の叡智だとしたら信じられない。
然し、彼の生きた時代はフランス革命の激動期。
60歳のロベールも逮捕され首を刎ねられる運命だったが、何と、間違われて他人が首を刎ねられるというオチで一命を取り留めた。
その後、ロスピエールは失脚し、釈放されたロベール、良かったね。。
《古代ローマ美術ギャラリー》(1789年)