愛に恋

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大隈候葬儀と大活

大正の9年から11年頃にかけて横浜市山下町に大正活動写真株式会社、略して大活という映画会社があり、活動期間は短かいが多くの人材を輩出したことで知られている。
異色の女優としては「痴人の愛」のモデルとなった谷崎夫人千代の妹葉山三千子。
また千代の娘谷崎鮎子も出演している作品もあったとか。
 
岡田茉莉子の父親で無声映画時代の大スター岡田時彦も所属俳優で、脚本の多くは谷崎が手がけていた。
あまり詳しいことは知らないが、その谷崎脚本の映画全てが現在は失われ存在しない。
 
大活そのものは昭和2年に解散しているが、その後、作品たちはどのような運命を辿ったのだろうか。
戦災で焼失したのか調べてもよく分からないが、以前から気になっている作品で、大正11年製作のドキュメンタリー映像、『大隈候の国民葬』、これはどうなったのか?
当時の写真は以下のように残っているが。
 

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フィルムはどうなったか。
実に貴重なものだったはずなのに。