愛に恋

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意地悪の大工

意地悪の大工の子などもかなしかり
戦に出でしが
生きてかへらず
 
啄木
 
う~ん、日露の役で戦死したいじめっ子を詠っているんですね。
死なれてみると苛められた記憶もなにか懐かしく思われているのか。
 
「そうですか、あの人戦死なさったんですか」
 
という啄木の声が聞こえてきそう。