1933年
《ジャーナリスト、シルヴィア・フォン・ハルデンの肖像》
《マッチセラー》(1920年)
《売春婦1》
《死の勝利》(1934)
《負傷兵》
《銃殺》
新即物主義の画家、よく分からないが絵は面白い。
戦争の悲惨さ、第一次大戦後の頽廃したドイツの社会情勢をグロテスクに生々しく表現しているが、ナチ政権下では御多分に洩れず退廃芸術の烙印を押されてしまった。
戦後日本でも戦争協力者は公職追放になったが、同じようにドイツでも教職など公式な立場から追放され制作活動も禁じられるので、こうなっては国外に逃れるより他はない。
しかし、退廃時代の一面を担った絵画は訴えかけるものがあって存在感を増しているのだが、ナチの健康的なプロパガンダからは相反する芸術であることは一目瞭然だから仕方ないことか。
だが、このオッパイを持っているは何を意味しているのだろうか。