愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

イナ・フォルスマン

画家や小説家、または映像作家などはビジュアルの良し悪しなど関係なく、作品その物で勝負しなければならないが、ひとり昨今の音楽業界は様相を異にしている。
やたら名曲と言われるものが多い割には一般庶民は歌えない。
去年のレコード大賞の曲も思い出せない。


大勢で歌う手法は歌唱力を問われないためのカモフラージュなのか。
例えば同一曲を学級別にA組、B組、C組と歌ったとしたら声の区別がないので聞き分けることが出来ない。
だからこそ聴く音楽から見る音楽が一世を風靡する時代なのだ。
もちろん、レコーディングには関係ないダンスをも練習し、17歳も25歳も同じ衣装を着て踊って歌って笑顔でいい子を振り撒かなければ仕事にならない。

 

素晴らしいアイディア商法を考えたものだ。
つまりプロ野球球団と同じなわけだ。
ONが引退したところで巨人軍は不滅だから長嶋さんの孫ぐらいの選手が頑張っている。
星野が死んでも中日は健在、衣笠が逝っても広島は・・・。
話がずれた。
CD売り上げが不況の時代、ア〇ドルあっての歌謡界であり日本音楽界なのだ。


だから負けじとおいさんも若い子の曲を聞く。
フィンランド出身で若干20歳のボーカリストその名もイナ・フォルスマン。
飛ぶ鳥を落とす勢いの日本の有名プロデューサーのお好みには合わないビジュアルで声質だと思うが私にとっては注目株。
聴いてもらいましょう、曲はThe Plattersのカバーで 『Sixteen Tons』 

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