愛に恋

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ジャン・ロレンツォ・ベルニーニ

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 ベルニーニは17世紀に活躍したバロック芸術の巨匠。
まあ、驚くべき天才児で「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」と賞賛された程で古代遺跡が残る古き都ローマは彼の手によって、壮大なスケール、絢爛豪華な装飾にあふれる美の都に変貌させていった。
それにしてもだ!
今は死語になっているが、その昔、天誅という言葉が流行った時代があった。
天に代わって成敗するという意味だが、神に代わって創作するという言葉はないのか。
そんな言葉があったら彼にこそ相応しい。
例えば下の作品。
 
ある人からご指摘があり、下の「ヴェールの乙女(ベールをかぶったマリア像)」はベルニーニの作ではなくジョバンニ・ストラッツァという人の作品でした。
訂正させて頂きます。
失礼いたしました。

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信じられない。
彫刻でこんなことが出来るなんて。
更に!
 

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この指で押さえる肉感。
いや・・・、恐れ入りました!