愛に恋

    読んだり・見たり・聴いたり!

キャサリン・ウィニック 1977年12月17日 -  

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2013

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2019

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2010

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キャサリンさん、アナタ美人ですね。
とにかく私、美人と見るや一度はアプローチしてみることにしてるんです。

下手な鉄砲でも数撃ちゃ当たることもあるかも知れませんからね。

アナタ、当たってくれませんか。

奇跡の人 奇跡の人 原田 マハ

こんな安易なタイトルの本を何故買っただろうと思いつつ読み始めた。

途中まで読んであることに気が付いた。

もう何十年も前の映画だが、アーサー・ペン監督によるアメリカの伝記映画でヘレン・ケラーの三重苦を描いた作品があった。

主演女優賞にアン・バンクロフト助演女優賞パティ・デュークだが、アン・バンクロフトは『卒業』でお馴染みの女優。

その作品名が『奇跡の人』なのだ。

本書に登場する三重苦の少女名は介良(けら)れん、家庭教師が去場安(さりばあん)。

主人公の去場安は9歳の時、岩倉使節団の一員としてアメリカに渡り高等教育を受けたとあるので、はて、そんなけったいな名前の少女がいたかなと訝しい気持ちで読んでいたが、何のことはない。去場安とはアン・サリヴァン先生のことで、介良れんはヘレン・ケラーをもじったものだった。

明治の昔、盲目の人は按摩か瞽女しか仕事がなかったと思うが、ある青森の男爵家庭で、押し込め部屋のような中に閉じ込められていた6歳の少女を助けてやってくれないかという、伊藤博文の手紙がきっかけで介良れんは男爵邸に行くのだが、まあ読んでいてイライラ、ドキドキ、ハラハラの連続、思い入れが深くなるほど本にのめり込んだ。勿論これはヘレン・ケラーとは何の関係もないフィクションだが、思っていた以上に面白かった。

月まで三キロ 伊与原 新

今年、二番目にいい作品だった。

6編からなる短編集だが、それぞれの登場人物が必ず難しい専門知識の持ち主で、主人公を魅了していく話になっている。

著者は東大大学院理系科の卒業で知識の豊富な作家だが、理系要素が素人にも分かるような内容で読みやすい。

月まで三キロとは何のことかと思いきや、なるほどと感心するストーリー。

本書はお薦めの作品だと思う。

なかでも「人生というルートの分岐点は、初めから地図の上にあるのではない。人との偶然の出会いが、気まぐれにそこに分岐を作るのだ」然し。名言だね。