愛に恋

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フィンセント・ファン・ゴッホ Part.35 

おはようございます。

ジミーに退院して、ジミーに通常営業に戻ります。

扨て、このわたくし、心筋梗塞、大腸癌、十二指腸癌と今回も克服して三連勝と相成りました。

後は悪性リンパ腫と闘うのみです。

然し、これほどの体験をして生きている人も珍しいと思います。

先ずは先生方に感謝し、自分の生命力と精神力を褒めてあげたいと思います。

然し乍ら今回は、3日間の絶食で僅か8日間の内に体重4キロ減。

血圧は生まれて初めて100を切り、体力も弱まりました。

今後は体力を戻し、体制挽回を計りたいと思っています。

然し、入院する度に思うのですが、私の場合いずれも心臓病や癌といった命に関わる病気ばかりで、特に考えさせられるのは寝たきりになって、排泄の世話まで看護婦任せになるとはどういうことなのか、つくづく考えさせられます。

親子ほども年齢差のある異性に全てを曝け出し、人間の尊厳を問う場面を展開しているわけで、私には出来ません。

一度だけ、その危機がありました。

心筋梗塞の時です。

看護婦に便はオムツの中で出して下さいねと言われた時には、背中を向けて泣いたものでした。

然し、食事もそれほど採らなかった為に、なんとか五日間頑張りましたが、看護婦は「まだ体力がないから」とばかりを強調。

ウォシュレットで刺激さえすれば出ると思っていましたが、看護婦の言う体力とは力むと不整脈になるからということを知りガッテンしました。

コメントをくれたみなさま、ありがとうございました。

今日より通常営業に戻りますので宜しくお願い申し上げます。

そうそう、昨日帰宅すると、郵便局からの「不在者通知」ばかりで、主にアメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、イタリア、スイス、南アフリカ等、世界113カ国からお見舞い通知が来ておりました。

逢いたい、泊まりに行って看病したい、抱いてと様々なことが書いてありましたが、取り敢えず今は一人でゆっくりと過ごしたいと思っています。

それでは始めます。

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《ルパナル》(1888年) バーンズ・コレクション

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《自画像(あごひげのないもの)》

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《鋤と馬鍬(ミレーを模して)》(1890年) ゴッホ美術館

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《チューリップ畑》(1883年)ワシントン・ナショナル・ギャラリー

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《キャベツと木靴のある静物》(1881年ゴッホ美術館

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《花開いたマロニエの木》(1887年) ファン・ゴッホ美術館

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《ボウルを持つ手と猫》(1885年頃) ヴァン・ゴッホ美術館

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石切場の入口》(1889年) ファン・ゴッホ美術館

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《暗色のフェルト帽をかぶった自画像》
ねえねえゴッホさん、アナタ考えたことありませんか。
なんだか小説家に比べて画家は寂しい商売だなと。
だってそうでしょ、画家は絵が売れたなら、その作品が外国へ行くこともあるんですよ。

《二本糸杉》(1889年) メトロポリタン美術館
つまり、もう二度と自分の作品に会えない。
そこへいくと小説家は自分の生原稿を売るわけじゃないですからね。
原稿を印刷して本になり、どういつ価格で場合によっては何万、何十万と売れるわけですよ。
そして、生原稿は戻ってくる。
画家の場合はオリジナルは一点のみで、あとはレプリカばかりですから話になりません。
ましてや19世紀ならなおさらです。
確かゴッホ美術館というのがあるのですよね。
この際、アナタの作品は全部買い戻してゴッホ美術館に集めてしまいましょうか。
アナタ自信も久しぶりに全作品を見たいでしょ。
今やアナタの作品は世界に散らばっています。
私の財力で考えてみますよ!