愛に恋

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トロフィーハンティング

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トロフィーハンターがまた炎上─血まみれの巨大なキリンの心臓片手に「最高なバレンタイン!」

高齢のキリンを絨毯に 娯楽を目的に野生動物を狩り、角や毛皮を持ち帰る「トロフィーハンティング」はよく批判の対象となる。 ザ・サン」や「インディペンデント」などの英国メディアによると、今回大炎上しているのは南アフリカで射殺したキリンの写真を投稿した女性、メレリーズ・ファン・デル・メルヴァだ。彼女は同国で柑橘類の農場を経営しているという。 ことの発端はバレンタイン。彼女の夫がプレゼントとして、野生のキリンを殺す権利を1500ユーロで買ったのだ。 「キリンの心臓がどれぐらい大きいか疑問に思ったことはありますか? 素敵なバレンタインのプレゼントで最高の気分!」というキャプションを付け、彼女は血まみれの大きな心臓を片手にポーズをとっている。これが動物の保護活動家の怒りに火をつけてしまったのだ。 犠牲になったのは17歳の雄のキリン。狩りについて、彼女は以下のようにコメントしている。 「私は完璧な雄キリンを何年も待っていました。雄は年を取れば取るほど、色が暗くなりますから」 「この肌質自体はもちろん、アフリカの象徴的な動物であるという事実を愛してるんです」 「……私の素晴らしい夫、ゲルハルトは、これが私の夢だと知っていました」 「私は(狩りまでの)2週間、子供のように日にちを数えていました。その後は感情が溢れていっぱいいっぱいでしたね」 狩ったキリンの皮は絨毯にする予定だという。 怒りのコメントが殺到していたが、メレリーズは「狩猟はむしろ絶滅危惧種を救うのに役立つ」と主張している。いわく、年老いた動物の死によって「若い個体が後を引き継ぎ、強力な遺伝子を群れにもたらす」機会を作るのだという。これは保護主義者たちがいつも否定してきた主張だ。 また、もし狩猟が禁止されれば「動物たちは無価値になり、結果的に姿を消すハメになる」と信じているようだ。「狩猟は多くの種を絶滅の危機から救うのに役立ってきました。これらの動物を保護しているのは、トロフィーハンターだけです」とも語っている。 さらに、キリンを狩ったことにより、その日だけで「11人分の仕事を作り」、地元の人たちが食べられる「肉を大量に生産した」とも主張していた。 一方、反トロフィーハンティング団体「ボーン・フリー」は、彼女の考えに真っ向から反対している。 「このスポーツは自然保護や地域社会への慈善的な活動ではなく、ビジネスだ。ハンターは野生動物を殺すという特権のために多額のカネを払う。より希少で印象的な動物ほど、多くのカネを払うのだ」と同団体は英メディア「メトロ」に語っている。 そもそもトロフィーハンティングは、植民地時代の残酷な遺物でもある。特定の動物を対象にし、牙の大きさや毛皮の色を理由に動物を殺すことは、生態系や個体数に悪影響を及ぼすものだ。これによって何が起きているのかは「今まさに判明しつつある」と、前出の「ボーン・フリー」は主張している。 メレリーズは5歳から狩猟を始め、ライオン、ヒョウ、ゾウを含む最大500の動物を狩ってきたという。当然、食べるための狩猟自体は悪くない。そしてどんな思想を持ち、何を信じるかは自由だろう。 だが生き物の命を弄んでいるように見える言動をしているなら、それは考え直すべきだろう。

 

このようなことは、たとえ事情がどうであれ、笑って写真に収まるようなことではない。

少なくとも私はやらない。

これでは麒麟は来ない!