《ヤープ・イェスルン・デ・メスキータの肖像》1922年 木版画
《俯く女》
《トーガを着た男》
《百合》
《サボテンと自画像》
《ファンタジー》
《エクスタシー》
《ワシミミズク》
《ファンタジー:稲妻をみる二人》
《シマウマ》(1918年)
《幻想的なイマジネーション:さまざまな人物》(1925年頃)
この人、オランダで活躍した画家、版画家、デザイナーで、この時代のオランダにおける最も重要なグラフィック・アーティストの1人と言われているらしいが、1944年の冬、1月31日、ドイツ軍兵士がメスキータ家に押入り、彼と、妻エリーザベト、一人息子ヤープを逮捕。彼とエリーザベトは2月11日にアウシュヴィッツ強制収容所 に送致され、その後数日のうちにガス室で殺害され、ヤープは、3月20日、テレージエンシュタットの強制収容所で死亡。
オランダ在住なら逃げるわけにもいかず、何れこの日が来ることを予想していただろうか、何れにしても可哀そうな結末だった。
作品自体は少し怖い感じがするので好きではないが、一度見たら忘れない脳裡にこびり付いてしまう。