《ノルマンディの水路》(1894年)ルーアン美術館
《ブージヴァルの風景》(1876年)メトロポリタン美術館
《ロワン運河畔の朝》(1891年)
《ハンプトン・コートへの道》(1874年)ノイエ・ピナコテーク
(ブージヴァルの夏)(1876年)ビュールレ・コレクション
《セーヌ河畔の工場》(1873年)オードロップゴー美術館
《ロッジ島の洪水》(1872年)ニイ・カールスバーグ美術館
《森へ行く女たち》(1866年)アーティゾン美術館
《モレの教会》(1893年)モレの教会
《アルジャントゥイユの歩道橋》(1872年)オルセー美術館
見事なもんですねシスレーさん。
私ね、この中では《森へ行く女たち》が一番好きです。
貴方、フランス生まれのイギリス人でしたよね。
この場面は3人の農婦が何か話し合っているのでしょうか。
ちょっと、私がシナリオ書いてみましょうかね。
「ちょっと、ちょっと、いいのかい、エレーヌを呼ばなくても」
「いいんだよ。あんな女、呼ばなくても」
「だけどさ、呼ばないとまた後で言われるだろ」
「言わしておけばいいんだよ」
「そうだよ、あの女と一緒に行くと旦那の愚痴ばっかりだろう」
「毎回、毎回同じ話ばっかり」
「もううんざりなんだよ」
「だけどさ、あの人に妬まれると鬱陶しいよ。私はね、そっちの方が嫌なんだけど」
「そしたら、もう付き合わなければいいのさ」
「付き合わなければいいって言っても家は近くじゃないのさ」
「だからさ、こんにちはとかなんとかぐらいでいいのさ」
「とにかくさ、こんな所でいつまでも立ち話してて見つかったらえらいことだからさ」
「そうそう、早く行きましょうよ、久しぶりに森の泉へ」
「いいからいいからシモーレ、早く行こうよ」
「そうだね、行こうか」
「早く、はやくったら」
「途中、ボワイエ爺さんの店でなんか買って行こうよ」
「そうだよそうだよ、うっふふ。なんか楽しくなってきた」
ってなもんで、どうでしょうかねシスレーさん。